+kogoe project+
   mica bando      山本唯(おととことばこ)
 イベントも終盤にさしかかり
それまで それぞれじゆうにすごしていた にぎやかな空気が 
すぅ〜っと 落ち着いていき みんな神秘的な音の世界にひきこまれました。  
○
●
●
◇ ◇
今回の私がこのイベントを思いたって最初にお話させてもらったのが、山本さんでした。
(山本さんとは、以前にフリーペーパー からだのことを発行している
美術と料理家のユニット「からだにすむ」が企画した、
『昼から夜のからだにすむ食堂』がきっかけで出会ったのでした。)
実際に子育て真っ最中の山本さん。
夏休みの終わる頃、
ハレの日から ケの日へ 親も子もゆるやかに移行していけたらいいな。
また日常にもどっても、日常の中でのきらめきを大切にしていきたいな
というようなことをお話ししました。
ここで、+kogoe project+ の素敵なコンセプトをご紹介。
○ ○ ● ○ ○ ● ○○ ○ ● ○ ○ ● ○○ ○ ● ○ ○ ● ○○ ○ ● ○ ○ ● 
       数えきれないことばを交わして、毎日を過ごしている私たち。
       はじまりは子どもの頃話していた、言葉としての意味を為す前の、
       子どものことば。
       それはとても神秘的ながら、日々の生活に溶け込んでいる。
       そして成長という喜びと共に、
       いつのまにか子ども自身の記憶からも霞んでゆく(消えてゆく?)。
       アルバムを見て、匂いや、空気を思い出すように、
       大切な時間の中で育まれる言葉、
       そして声を、記録して、作品にすることで、
       未来の自分へ、家族へ、そして出会って行く大切な人たちとの記憶へと
       繋げる事はできないだろうか。
       そんな想いで始まった、子+声プロジェクト。
       会場に来てくださった親子のその日の声を録音し、
       採集したことばたちを使っていくつかの音楽を紡ぎ出します。
○ ● ○ ○ ● ○○ ○ ● ○ ○ ● ○○ ○ ● ○ ○ ● ○○ ○ ● ○ ○ ● ○
最後の曲のなかで、みんなの声、ことばが流れます・・・♪♪
そして+kogoe project+のライブでも、
みなさん自然と手元にある楽器を鳴らしていました。
それはこの場所ではどんなおんがくにも合うのでした。
○  ○  ○ ●
                              撮影協力:クゼナミコ
